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by eloundamigio_ii

Tongeren-Belgium

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拘置所内部を2階から見下ろす

日曜日はTongerenにいってきた。ローマ時代の古い街である。小さいリングロードの一角にベルギーで一番古い(1844)拘置所がある。20世紀の終わりまで使用されていたが、ハッセルトにスーパー拘置所ができたのを機に一般にミュージアムとして公開されることになったのだ。門の前には長い行列があってローカルだけではなく比較的遠出をしてやってきたひともいたようだった。ワルーン語を話していた家族連れもいたし英語を話している人たちもいたからだ。エントランスで布製のバッジをジャケットの胸元に張ってもらうと中庭に入場した。ガイドがフランダース語で監獄の部屋の大きさについて説明している。やく4平方メートルほどのなかに3人の囚人がいれられたという。囚人は22時間をこの部屋のなかで過ごしたという。

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マジックミラーの内側から。モニターに映っているのは当時録画された囚人たち
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拘置所の部屋のドア。ある囚人はドアが出入り口ではなく監視の目だということを悟ったと書いている
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ほかのある囚人は、拘置所にいる時間はただただ「待つ」ことだけだ、と証言している
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壁はポルノと車の写真ばかり。時間つぶしのドゥードリング(落書き)も・・・
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外国人の囚人か
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落書き
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壁際の植物
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落書きの記録
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別の拘置所の部屋にはこのような落書きが。上は手の届く範囲まで、トイレからベッドのシーツから机の表面までありとあらゆるところに。
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後悔の部屋。妻を殺した男の手記など、懺悔の気持ちや拘置所の暮らし、元に戻せない絶望感や一方では出所したあとの希望などが書かれている
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デッドエンド

拘置所の中には1時間くらいいたがベンティレーターが古臭いのか、見学者が多すぎたのか、それとも、病気の心が壁に染み付いて、それが脳を圧迫したのか息が詰まりそうだった。暗くて狭くて汚い建物の中には5分が限界だった。
外に出ると、近くには公園があって人々はゆっくり歩きながらイースターの昼下がりを楽しんでいた。まるで別世界だった。
拘置所にいったのは初めてだった。法律と人間が直接関わりあう一面を肌で感じることができてよかったと思う。
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by eloundamigio_ii | 2006-04-17 03:40