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by eloundamigio_ii

nightfall from my window

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チュニスプリンセスから返事が来た。

余談だが、モフィダにメイルするとすぐに返事が来る。法律の博士号の最終月で多分ものすごく忙しいと思うのに、よし、送ったぞ、と思って送受信ボタンを押すと、もうINBOXに返事が来ているくらいの早さである笑。博士号といってもやはり学生で、これが仕事人となると事情は全く違う。例えば、裁判官のイシラクにメイルを送っても一週間以上帰ってこない。なぜか聞いてみると、一週間に一回しかメイルをチェックしないのだ。普段の仕事で書類に目を通すことや裁判自体にかける時間がほとんどで、メイルなどはほとんどできないらしい。一年を通して休みもすごく限られている。数日しかないのだ。博士号の裏の口実は、学生生活を長く楽しみたいからだ、といわれるのもなんとなく納得。わたしなどはBlogもメイルもする余裕があるからもっと幸せ人に違いない。

返事の内容は、モフィダの姉ぶりがたっぷりだ。"You have my OK!" 妹としてはわーーいわーーいとなる。モフィダに対して姉妹愛を感じる一瞬である笑。超うきうき気分で、早速ジョンにメイルを打って、チュニジアのバカンスのことを伝える。そして、伝えたばかりで急かしてしまって本当に悪いのだけど、1,2日のうちに決めてもらうことをいう。プリンセスと私からの特別なインヴィテーションだということも伝える。メイルは国境を越えて、大陸を越えて、地中海を越えて、インド洋を越えてはるか彼方のメルボロンに住むジョンに一瞬のうちに届く。果たして、ジョンが何というか・・・。チケット買い換えただけでも余分な出費があったに違いないから、このバカンスにはのってくるかな、またどきどきだ。今日メイルをチェックすると、返事が来ていた。おおおぉぉぉ、URGENTというタイトルにHigher Importanceのオレンジのびっくりマークをつけて送ったのだが、タイトルを変えずに返信している。いつもは工夫されたタイトルがついているのに、今回はなぜ・・・。タイトルで内容が把握できないメイルは嫌いである笑。行くのか行かないのかタイトルに書けよな~と思いながら恐る恐る開ける。Dearest Miu,...チュニジアに関する薀蓄が最初のパラグラフに述べてある。Drearyなロンドンにずっといるのもバカンスの気がしない、と述べている。行かないの?行くの?気持ちが高まりを抑えつつ下へ下へ読んでいく。散々薀蓄を述べた後、10行目くらいで"so, I'll come!"ときた。ふ~、君が論文なかなか書き終わらない理由が分かった気がしたよ。ところでジョンはフランス語と英語のほかに日本語も話すのでここにこんなことを書くのは危険であるので一応冗談だよと付け足しておく。 

全部冗談だよ。(^-^)v

これで5人のバカンスは6人のバカンスになった。このグループの要はわたしとモフィダの関係だ。尾瀬のときはつまらないことで切れてみんなに嫌な思いをさせてしまったこともあったから、今回は絶対に気をつけないと。特にクッキーモンスターの前では友情と兄弟愛を忘れないようにしないとと誓うのだった。

金曜日はBathで博士をやっているモスクワ出身のアンドレイ君とバーで話した。ある授業で、賭けに勝ったのでチョコバーとコーヒーをおごってもらったのだ。バーの高い椅子に座って二人で話し込んでいると、後ろから車椅子に乗って膝に夕食をおいた中年の男性が、高いテーブルの上に手を伸ばしてテーブルの上の何かをとろうとしている。キャナイヘルプユー?ときくと、塩が欲しいらしい。お年寄りと障害のある方には特に優しいわたしである爆。モットーは、例え徹夜明けでも、例え一時間たっていることになっても、彼らには絶対に席を譲る、だ。塩を探してあげたけど、なかったので、カウンターから持ってきてあげます、といって、椅子を降りてわざわざカウンターに行って、にこにこスマイルを振りまいて塩を頼む。レストランで頼んだら、塩も胡椒も有料だけど、ここはMy笑顔とトレードだ!笑 すると3個もくれたので、ちょっとにこにこしすぎたかもしれない。一個だけでいいんです、といってその車椅子のおじさんのほうへ歩いていく。すると、なんか様子が変である。あれ?あの車椅子、車がついてないよ・・・?あれあれ?というか、あのおじさん、きちんとした靴はいて地面にしっかりくっついているのではないか?何かがおかしいぜ。なんか、車椅子の障害者にみえないぜ・・・。こやつ、もしかしてただのものぐさ太郎なんじゃないか・・・。塩をあげると、すごく喜んで 貴女は信じられないほどやさしい人だ、こんな親切は久しぶりだ、といわれた。そしてさっさとご飯を食べると、すくっと立って、すたすたと出口に歩いていった・・・汗。散々爆笑してたアンドレイとは、いくつかの点で息が合っていつかVodkaを一緒に飲むことになった。
by eloundamigio_ii | 2005-11-21 01:47